6/26苫小牧支部6月例会報告
6月26日(木) 苫小牧経済センター6F大会議室にて苫小牧支部6月例会を開催しました。
オンラインも含め70名もの方が参加しました。

本例会のテーマは「変わる年収の壁」~正しく扶養の制度を理解しよう~
講師は当支部会員でもある定蛇社会保険労務士事務所の所長 定蛇(ジョウジャ)萌氏が登壇。
103万の壁って?130万の壁とは違うの?そもそも扶養とは何か?と昨年からニュースでよく見る機会が増えたがいまいちわからない、という声に応えていただき法改正の動向を踏まえ企業への影響や対応をわかりやすくお話しいただきました。
令和7年税制改正が6月13日に成立したばかりで、当日は支部会員の総務や経理担当の方も参加され、いかにタイムリーな事案であるか伝わってきました。


定蛇氏は「税・社会保険制度の改正にともない、まずは企業で正確な理解をして従業員へ説明できることが重要。またパート就労社員が多い企業は負担増が見込まれるので計画的な対処が求められる。パート就労がない企業であっても、世帯収入に配慮した自社の人事制度(賃金制度)の検討が必要ではないか」と提起しました。
グループディスカッションでは「扶養の制度変更に関する自社の影響と今後の対応について」をテーマに今後の社会保険の適用拡大なども問題も含め、各会員の自社に置き換えて話し合いをしました。

パート社員の多い会社、パート社員のいない会社、立場は違っても自社の課題を話し合い、他社からの学びを自社に持ち帰る同友会らしい素晴らしい例会となりました。
(投稿/苫小牧支部三役)