10/16苫小牧支部10月例会報告

2024年10月16日(水) アイビー・プラザ多目的ホールにて”補助金”にスポットを当て、中小企業にとって有用になるであろう補助金の制度の紹介や活用をポイントに「自社の未来を切り拓く! 補助金を学習して経営に役立てよう!」と題し、支部10月例会を開催、70名の参加がありました。

講師に、苫小牧市産業経済部産業振興室産業振興課 課長 長谷川 卓氏と公益財団法人北海道中小企業総合支援センター 齋藤 亘氏を迎え、それぞれが提供している補助金の種類と活用事例を交えながらお話をいただきました。

第1部「苫小牧市の補助金について」長谷川 卓 氏
 苫小牧市の中小企業の現状と中小企業振興条例を照らし合わせ、「ものづくりのまち」としての性格が強い市の特性を鑑みお話を頂きました。また、「とまサポ」の普及にも言及しました。
 苫小牧市が出している中小企業向け補助金の具体的な活用事例、ポイントについては、苫小牧市が発行しているサポートブックからの紹介があり、
 1.苫小牧イノベーション活性化事業補助金
 2.外国人材可受け入れ事業支援事業
 3.市内空き店舗活用事業
 4.店舗改装費補助事業
 5.市の融資制度
 6.中小企業振興計画推進計画
等から、それぞれの補助内容や事例の説明がありました。
また、首都圏の若者が道内の企業に面接を受けた際に発生した旅費の一部補助や若手リーダー研修の補助についての説明もありました。

第2部「補助金制度の有効な活用方法について」齋藤 亘 氏
 公益財団法人北海道中小企業総合支援センターの主な支援制度の説明がありました。
 北海道よろず支援拠点としての機能を持ち、様々な専門家が中小企業の支援の過程から補助金の説明がありました。
 主な補助内容は下記のとおりです。
 1.専門家派遣制度の補助金
 2.新商品、新技術開発の補助金
 3.製品開発にかかる補助金
 4.地域資源活用型事業か実現事業
 5.製品開発チャレンジ支援
 6.展示会出展に係る補助金
 7.マーケティング支援
 補助金活用に際しての留意点の説明があり、悩み事(経営課題)、やりたいこと(事業計画)が重要であり、単に補助金が欲しいからという理由では補助金の活用が難しく、申請内容の効果検証が重要であるとのことでした。
 補助金制度は、”支援機関・補助金・事業者”の関係が”医者・薬・患者”の関係に似ているとのこと。活用にあたっては支援センター事務局との連携を密にすることや、補助金は精算払いの場合もあり、その間の資金繰りなど気を付ける点が多々あることを留意し活用してほしいと呼びかけがありました。

 また、補助金の見つけ方として、
 ・補助金の予算元から制度を見つける
 ・おおよその補助金制度が出る時期を想定して見つける
 というアドバイスをいただきました。

 最後に、本例会を担当した政策委員会の小林史郎委員長より、「“補助金は自社の未来へ繋げるため”のものだということを意識して、積極的に活用いただきたい」とのまとめの挨拶をもって閉会となりました。

 時期的に、今年度の補助金は締め切っている内容もあるとの事ですが、来年度以降も同じ内容の補助金を企画されているものもあるようなので、常にその内容をチェックしながら、未来へ向かう企業を育てていただければ幸いです。

(投稿/政策委員会)

北海道中小企業同友会 苫小牧支部

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