3/24苫小牧支部3月例会報告
3月24日(水)アイビー・プラザ多目的ホールにて、「どうやって良い人材を採用し企業づくりを行っているか、みんなで学ぼう!」~高校の先生から直接聞く今昔就職事情や会員企業の実践~と題し、3月例会が開催されました。
報告1では、学校法人苫小牧学園苫小牧高等商業学校校長の猪瀬氏より、「高校の進路指導から見える、今の高校生の就職に対する考え方や変化」についてご報告頂きました。
猪瀬校長は、高校生が就職後3年間で約45%離職している事に注目。企業側のOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を行う上で、教育担当者のトレーニングの必要性や、高校生は就職してから社会人としての学習を希望している事など、採用された人材は材料ではなく財産として育成して欲しいとのアドバイスを頂きました。
報告2では、梨木工業有限会社代表取締役の梨木氏、めもりあるホールディングス株式会社人事部人材開発グループの鈴木氏よりご報告頂きました。
梨木氏は、同友会で学んだ経営理念成文化をきっかけに経営戦略「競争からの脱却」を打ち立て、価格競争では大きな企業には勝てないが、職人の技術・技能を活かした質で勝負をする事を社として取り組みました。結果、20年前よりも売り上げがアップ、更には世間並みの社会保障を提供できる企業へと成長。社内資格取得の推進など、従業員のモチベーション向上を目的にしたマネジメントの実践について報告を頂きました。
鈴木氏は、自社の葬祭業、更には拠点が苫小牧と言う「田舎の葬儀屋」のイメージを払拭し、2021年卒の採用試験応募者65名と言う母集団を形成できたことを報告。葬祭業ならではの「人との繋がり」を大切にし、社員の定着を図る共感づくりの実践には参加者から多くの質問が寄せられました。