2/10苫小牧支部2月例会~第12期経営指針研究会報告会~の報告

 2021年2月10日アイビープラザ講習室にて経営指針推進委員会が担当した「苫小牧支部2月例会『孤独からの脱却』~同友会会員の中に経営の相談相手はいますか?~」が開催されました。
 冒頭に、稲田副委員長より経営指針の本質について講義がありました。

その後、第12期経営指針研究会の研究生5名のみなさんより、1年間の研究成果と振り返っての感想を発表。創業者、後継者、5名それぞれ置かれた立場が違う中で、この1年間の成果と自身の想いを発表いただき、参加した会員とともに経営指針の重要性を共有できた時間になりました。

 中藪氏((有)直機材 代表取締役)
「経営について何も考えていなかった自分が、入会を機に従業員さんのため、家族のため、必要としてくれている顧客のためにと180度考え方が変わり、この1年を通して自分自身成長できた。」

 藤田氏(アスウィズ(株) 代表取締役)
「入会したことで自分の経営に対する想いを言葉に表すことが経営理念であることに気づくことができた。」

 門別氏(ひまわり印刷(株) 常務取締役)
「入会をきっかけに、初めて社長である父親と経営について真剣に話し合う事ができた。また働く全ての社員、お取引先、お客様に目を向けることが重要であることに気づけた。」

 小林氏(税理士法人とまこまい総合会計 代表社員税理士)
「入会したことで経営戦略に初めて向き合い、同友会や経営指針研究会は、自らが抱えている経営者ならではの悩みを打ち明け、解決のヒントを持ち帰るが出来る最高の場所である。」

 千葉氏(セブンイレブン苫小牧元中野店/沼ノ端東店 代表取締役)
「36年間で初めて経営理念に向き合った。自分は夢や希望を満ち溢れている年齢でもないが、この研究会に入会して大きく自分が成長できたこと、学ぶことに年齢は関係ないことを実感した。」


 最後に、昨年研究生だった(株)兼久の金久氏より、『コロナ禍で2号店出店〜経営指針成文化と自社の進路』と題しこの1年の実践報告をされました。
 経営指針研究会で自身の課題を見つけ、立てた中期経営目標と10年ビジョンに沿った経営戦略に沿って、売上向上と経営状況の見直しに取り組んだ実践報告と今後の課題について報告。新型コロナの影響により計画通りに進まないどころか、大変厳しい現状に不安を抱えながら、今後もアイデアを絞りながら乗り越えていきたいと語られました。

 当日はZoom参加者も含め73名の参加があり、コロナ禍で経営の方向性を模索する時代だからこそ、経営の羅針盤を備え、経営に悩んだ時に相談できる仲間の存在こそ私たちにとって大きな財産になると改めて感じる大変意義のある例会となりました。

左から小林氏、千葉氏、門別氏、藤田氏、中薮氏、金久氏
北海道中小企業同友会 苫小牧支部

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